2013年4月28日日曜日

じいちゃんのこと


3月17日

私が大好きでしかたなかったじいちゃん

東洋介 が他界した。


その日は日曜日、

婚礼撮影の予定が前日になくなり、
違う式場の撮影の練習に行くつもりで朝起きた。

起きて入っていたメールは母の妹ちさちゃんから。



じいちゃん残念
眠りながらの大往生


どういうことか理解が出来ず
理解したくなかった

おそるおそるお母さんに電話をかけたけど
繋がってもなかなか声が出んかった

とりあえずメールの内容が本当ってことは電話でわかった

その時じいちゃんのとこに向かっとったお母さんは
もっと辛かったやろうなぁ


そこから予定を変更し、
じいちゃんのとこに私も向かった。


伊勢までの道で

次の休みでじいちゃんに会いにいこうと思いつつ
先延ばしにしとったことを悔やんだり

これまでずっとじいちゃんがくれるはがきやメールに対して
ちゃんと返せてなかったことを悔やんだり

会った時に聞きたかったことを
聞けずに終わってしまったことが哀しかったり


いろんな想いが駆け巡って
ひたすら涙が止まらんかった。



じいちゃんの顔にかぶせてあった白い布をとると

ん?これ、、寝とるだけじゃないの?

っていう顔がひょっこり出てきて
涙とともに安心感が溢れた。


そこからの二日間は

じいちゃんとのお別れの様子をひたすら写真に納めた。


写真家やった、じいちゃん。


「そんな急いでシャッター切ったらあかん」

「もっといろんな角度から撮りなされ」


写真を撮りながらじいちゃんの声が聞こえてきて

それはそれは撮りにくかった。(笑)


お通夜、お葬式ともに
たくさんの写真仲間の方が駆けつけてくれた。

じいちゃんが人から愛される人やってことは
私の心の中では分かっとったことけど

実際に目の前でじいちゃんの祭壇に手を合わせてくれる人の姿を見て
本当に嬉しくて、嬉しくて、

あぁやっぱりなぁ、よかった、って。


あんなに泣きながら写真を撮ったのは初めてやった。
寂しさと嬉しさの涙。



そしてそこで
じいちゃんの所属しとったJRP(日本リアリズム写真集団)の
代表理事 金瀬さん と 三重支部の あっちゃん先生 と出会った。

金瀬さんは弔辞の中で

じいちゃんの写真のこと、JRPでの様子を話してくださり、
そして
カメラを持っとった私のことに触れてくれた。

じいちゃんの孫であることを誇りに思った。


その後あっちゃん先生はマメに連絡をくれて
私をJRPの例会に誘ってくれて、

さっそく先週JRP三重支部の例会に参加してきたんやけど

その後の話は長くなるからまたにして、、(笑)


とにもかくにも じいちゃんのお葬式を通じ
私の写真の世界はまたひとつ、広がったのです。



じいちゃんに教わったことはたっくさん

はがきやメール、お茶を飲みながらの会話を通して
本当にたっくさんのことを教えてくれた。


好き勝手発信するじいちゃんの言葉たちは

温かみがあって、面白くて、いつも新鮮で、
私の興味をそそるものばかりで。


写真のことはなかなか話してくれんかったけど

じいちゃんという人と
じいちゃんの遺した写真を見つめれば

言いたいことは分かる、ような気がする。



じいちゃん、

ずっとずっと先になると思うけど
また会えたときにいっぱい面白い話が出来るように

私も面白い人生を歩んでくよ。

私の大好きなじいちゃん 東洋介は、
私が一番尊敬する写真家です。


ありがとうな〜 じいちゃん。



じいちゃんが亡くなる直前まで過ごした部屋は

私と同じ

裸電球が好きで
物を吊るすのが好きで
片付けが苦手で
欲しい物が手に届くとこにある

そんな部屋でした。



新生活


2011年の3月
それまで住んどった春日井を離れ

「いなべ市大安町ぽかぽか村」を拠点に。

いつびろうそくの杏梨ちゃんと
今や杏梨ちゃんの旦那さんであるうらちゃんと
ぽかぽかな毎日を過ごした。

ぽかぽか村での2年間は本当にあっという間で

でも学んだことは多くて
一生のうちで
それも21〜23歳というおそらく大事なときに
あの生活が出来たことを嬉しく思う。



そして

2013/3/13

新しい生活が始まった。

引っ越しを手伝ってくれたのは
春日井からの引っ越しに引き続き
GOBANNOMEのともくん。

面白くて興味の尽きん、最高の友達です。
ともくんいつもありがとう。



拠点を鈴鹿に移し

2年ぶりの一人暮らし。

住んで1ヶ月
シェアハウス暮らしに慣れてしまったせいか
寂しくなってなんか調子が狂った日もあったけど

それが
「あ、なんかおかしいな。違うなこれ。」
って気付けるようになったのはこの2年間での成長。

軌道修正がわりとはやく出来るようになった。



そしてやっとこさ「いろいろ」整って


ブログを書こうと思ったのでした。



これからちょいちょいアップしてこう。
なんせ一人暮らしは暇なので。


写真に触れながら毎日過ごせるようになったことにも感謝。

いまの自分の置かれている状況
これからの自分の進んでいきたい情景

両方を見つめながら

やってく。ぞ。




こないだ海辺を歩いとったら

「素敵なフォーム」とは遠くかけ離れた、
すごく不格好な走り方で駆け抜けていくおじさんとすれ違った。


でもなぜか、後ろ姿がカッコよかったのでした。